【店長解説】犬が急にごはんを食べなくなった原因はこれだ!

いぬのハナシ

現役のペットショップ店長、のあちです。

子犬を家族として迎え入れたけど、全然ごはんを食べてくれない!と悩まれる方も多いかと思います。ペットショップでは食べていたのに急に食べなくなった、今までしっかり食べていたフードを与えているのに食べが悪くなった、など今回はドッグフードを食べないことに対する、考えられる原因と対処法をまとめてみます。

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なぜドッグフードを食べてくれないのか

家族に迎え入れた直後は環境が変わったことへのストレスなどで体調を崩したり、緊張状態にあったり、といったことが考えられますが、ある程度環境に慣れた愛犬が急にドッグフードを食べなくなることもあります。

今回はお迎え直後から生後6ヶ月くらいまでの子犬にスポットを当ててみます。

成犬やシニア犬はまた別の機会で♬

お迎え後すぐ~1週間

環境の変化によるストレス

一番多い原因は環境の変化によるストレスです。新しい家族とは言え、今までとは違う場所に連れてこられることはとても大きなストレスになり、ドッグフードを食べなくなる子犬が多くなります。

まずは環境に慣れてもらうことから始めてみましょう!

知らない場所に連れて来られたら人も嫌だよね…

内側美犬

環境、室温などの変化による体調不良

ただでさえ子犬の時期は免疫力も低く体調を崩しやすいのですが、そこにさらに環境が変わったことで体調不良になっている可能性があります。

鼻水や咳、くしゃみや下痢などをしている場合は風邪や病気になっている可能性もあります。

そんなときは獣医さんに相談してみてください。

体調不良のときにごはんは食べたくないよね…

急にドッグフードを替えた

今までペットショップなどで与えていたドッグフードを急に他のドッグフードに替えたりすると、食べなくなることがあります。

ペットショップで食べていたドッグフードを最初のうちは与えるのが賢明かもしれません。

知らない場所で知らないごはんだとそれもストレスになっちゃうね…

ドッグフードが合っていない

矛盾しているように聞こえますが、ペットショップで与えているドッグフードが好きではない子犬もいます。

人間にも好き嫌いがあるように子犬にも当然あります。

ペットショップでは勢いよく食べていたのか、マイペースに食べていたのか、パウチなど特別メニューだったのか聞いてみましょう。勢いよく食べていたのならドッグフードが合っていないことは考えにくいですが、それ以外ならそのドッグフードが好きではない可能性もあります。

他のドッグフードに変更してみるのも一つの方法だと思います。

パウチや缶詰でも良いけど

好きなドッグフードを探しておくとあとが楽だよ♬

もともと食が細い

どんなドッグフードを与えても食べが悪い…。そんな子犬も当然います。

元気があって便の状態も良さそうなら1日くらい様子を見ても大丈夫な場合が多いですが、それでもまったく食べてくれないと心配になりますよね。そんなときは次の方法を試してみてください。

  • レンジで少しだけ温めてみる
  • 食器を変えてみる
  • 食事回数を増やしてみる
  • 手からあげてみる
  • 総合栄養食の缶詰やパウチを与えてみる
  • 強制給餌をする

強制給餌の仕方はまた別の機会に!

生後4~6ヶ月頃

ストレス

環境には慣れているはずなのに!と思うかもしれません。

ここでのストレスは環境の変化によるものではなく、普段の生活の中でのストレスです。

暑い、寒い、テレビなどの音量が大きくうるさい、何か嫌なことをされた、散歩中に嫌なことがあった、など多く挙げられます。

また、飼い主さんのことを「強く頼れるリーダーだ!」と認識できていないと主従関係が成立せず自分がリーダーになろうとします。そのストレスも大きいのです。

室温の管理は大事だよ!

反抗期

反抗期!?と思うかもしれませんが、犬にも反抗期はあります。そして、この時期の「ごはんを食べてくれない」原因で一番考えられるのがコレです。思春期とも言えます。元気なのに急にごはんを食べなくなった。今まで出来ていたトイレが出来なくなった。急に飼い主に噛むようになった。など、こちらも多く挙げられます。

ドッグフードを食べないからといって好物のおやつやトッピングばかりしていると余計食べてくれなくなるおそれもあります。十分に運動させストレス発散させてあげましょう。

大人への道を歩んでるんだね♬

遊びたい気持ちが食欲を越えている

これもいわゆる反抗期の一種です。

「ごはん?そんなことより遊びたい!」「眠い!寝たい!」という欲望が食欲より勝ってしまうこともよくあります。

ここでもおやつやトッピングに逃げずに辛抱強く見守ってあげてください。

食べない場合は20~30分で食器を下げてしまい、「ごはんがある間に食べないと捨てられちゃう!」と認識させるのが効果的です。

一度美味しい味を知ると

わざと食べなくなるからね♬

成長期の終わりによる食事量の減少

子犬は成犬以上にエネルギーを消費します。成犬に比べ2倍以上のエネルギー消費が必要とも言われています。なので、摂取するカロリーも成長期の方が多くなるのが必然です。生後6~8ヶ月くらいになると食べることへの落ち着きが見えてきます。

それまでと同じ量をあげているのに食べなくなるのは自然なことだと思ってください。

むしろ、カロリー過多で病気や肥満にならないように調整していく必要があります。

高校生の頃たくさん食べるのと一緒だね!

まとめ

お迎え直後から1週間、そして生後4ヶ月~6ヶ月頃の子犬がごはんを食べてくれない理由についてまとめてみました。

体重が500gくらいしかない子犬の場合、1日なにも食べていないと低血糖や脱水症状に陥ってしまう可能性があります。最悪の場合、死に至ることもあります。

重症化してからでは遅いです。少しでも気になること、不安なことがあったらすぐに動物病院で診てもらうようにしましょう。

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