子犬にケージやサークルが必要な5つの理由

いぬのハナシ

ペットショップ店長、のあちです。

子犬を家族に迎えたとき、ペットショップの店員に「ケージは絶対に必要!」と言われませんでしたか?

今回は、ケージを勧められたけど本当に必要なの?という疑問にお答えしていきます。結論から言ってしまうと、ケージは必要です。

そもそもケージ(Cage)を直訳すると「檻」という意味合いがあります。「狭いところに閉じ込めて可哀想だ」という思いになってしまいがちですが、それは誤解です。

ちなみに、ケージは「屋根のある檻」で、サークルは「屋根のない囲い」といったニュアンスになりますが、ケージとサークルは同意語として扱わせていただきます。

しつけをしっかりする意味でも

ケージは必要だよ♬

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ケージが必要な5つの理由

1.安全

特に留守番のときなどに部屋全体を自由に動ける状態だと、様々な場面においての危険性、リスクは当然高まります。

・コンセントやコードで遊んで、噛んでしまって感電してしまう

・落ちていた硬貨や子どものおもちゃなどを誤飲してしまう

・ティッシュペーパーやビニール袋などで遊んだ挙句、勘違いして飲み込んでしまう。

など、すぐに羅列できてしまうほど家の中には危険がたくさんあります。

普段からケージ内で生活をしていればそんな危険とは無縁となります。

ひとの目線と犬の目線は全然違うから

思いもよらないモノが危険だったりするよ

2.安心・安眠

子犬は18時間程度睡眠が必要とされています。

安心できる自分ひとりの空間で落ち着いてゆっくり寝ることで安眠できます。寝ることが大事な仕事なので、誰にも邪魔されない空間としてケージを使用しましょう。

寝るのが仕事って羨ましいね(^^♪

3.ストレスをなくす

犬は縄張り意識が強いため、普段いる場所が自分のテリトリーになります。

普段いるエリアが広ければ広いほど「ここを全部守らなきゃ!」という意識になるため、各方面に神経を使い、疲れてしまいます。

普段ケージで生活することで、「ここだけ守ればいいんだ」という意識になります。

人も犬もストレスは大敵だよね!

4.トイレトレーニング

トイレの学習は、トイレを中心に徐々にエリアを広げていくことで覚えやすくなります。

なので、ケージの中にトイレをセットしたら初めのうちはケージの周りで遊んであげるとトイレの学習が早く出来るようになります。

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5.問題行動の抑止(無駄吠え)

犬は自分のテリトリーに知らない人が入ってくることを嫌がります。

前述した通り、自由に動ける状態だとそのエリアがテリトリーとなり、そこに侵入してきそうな知らない人に対して吠えるようになります。つまり道路を歩く通行人に対して吠えるようになるのです。

テリトリーを守ろうとしてるんだね!

このように、迎え入れてから家に慣れるまでの期間やしつけ段階の子犬のうちはケージで生活するメリットが大きいと感じます。

ずっと必要というわけではない

迎え入れて数日~数週間は特にケージが必要なのはわかっていただけたかと思います。

次に浮かぶ疑問は、「いつまでケージで生活?」ということだと思います。

そもそもケージをここまで推奨しているのは日本くらいですし、欧米では逆に「ケージは悪だ」みたいな風潮があるのも事実です。

正直、ここは人によって意見が分かれそうなので個人的な意見として捉えていただければ嬉しいのですが、ある程度成犬になり、しつけがしっかり出来ているような子であれば、「ケージ生活をやめて別にいいのでは?」と思います。

ただし、しつけが出来ていれば、です。海外では「NOケージ文化」かもしれませんが、ここは日本です。すぐ壁の向こうには他人が住む隣の家があります。無駄吠えなどしないようにしつけをしっかりして、ケージ中心ではない生活を目指してみてください。

もちろんずっとケージ生活もOKだよ!

使わなくなったケージ、捨てるのはもったいない

いくらケージ中心の生活ではなくなったからといって、ケージを捨ててしまうようなことは止めた方がいいです。というのも、ケージ中心では無くなったとしても、ケージに入ることは続けた方がいいからです。

例えば、ペットホテルに預ける場合や、一時的に入院しなければいけなくなった場合、何からの災害で被災してしまった場合、などケージやキャリーにしばらく入っていなければいけない状況になるかもしれません。

そういった場合に、普段からケージやキャリー慣れしていないと逆にストレスになってしまうこともあります。

「ケージ中心では無くてもいいけどケージに入る習慣はつけておきましょう」ということです。 

ケージを開放しておいて

トイレだけケージに入れとく!とかね♬

店長推奨のおすすめのケージ3選

リッチェル お掃除簡単サークル

サイズ:約幅61x奥行60x 高さ87cm

アンダートレーが引き出せて掃除がしやすい木製サークルです。ゴム脚付きなので、ズレにくく床をキズつけません。リッチェルのケージはとにかく丈夫で品質も安心できます。

Alebert 木製ペットケージ

サイズ:約幅70×奥行50×高さ85cm

犬ケージとしてだけでなく、家具として家に置けるファッション性が抜群な木製ケージ。中にクッションとトイレを入れたり、または置物棚にかわいい植物を置いたりして家の雰囲気を盛り上げます。温かみのある木目調のデザインは、置くだけでお洒落な印象を演出します。

Areden ペットサークル

サイズ:約幅182×奥行60×高さ70cm

フェンスのスナップで接続されており、より強固で倒れにくいフェンスを作ることができます。部屋のスペースに合わせてパネルを活かして、長方型、正方型、L字型などに変更できます。

まとめ

ケージを使用する主な理由は、安全性の確保やトレーニング、犬の安心感を高めるためで、ケージは誤飲や事故を防ぎ、トイレトレーニングにも効果的です。

また、犬にとって安心できるテリトリーのような空間となり、留守番時やストレスの多い状況でリラックスできる場所となります。

ケージトレーニングは分離不安の軽減にもつながり、移動や動物病院でのストレスを軽減する役割も果たします。

ケージが嫌な場所と認識させてしまうと、ケージに入ろうとしなかったり、ケージに入ったあとに吠えたりします。

最初のうちからケージに入ったらご褒美のおやつをあげるなど、ケージに入ることが嬉しいと認識させるように心がけましょう。

 

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