「猫は孤独が好き」は本当?留守番中の不安解消!猫の習性から考えるひとり遊びと対策

ねこのハナシ

現役ペットショップ店長、のあちです。

忙しい日々を送る飼い主さんなら「うちの子、私がいない間、寂しがってないかな?」など、一度は不安になったことがあるのではないでしょうか。

猫はよく「孤独が好き」「マイペース」と言われますが、本当にひとりにさせて大丈夫なの?と心配になりますよね。

結論からお伝えすると、猫は犬と違い、基本的に群れで行動しない「単独ハンター」の習性を持っています。そのため、飼い主さんがいない留守番の時間も、快適な環境さえあれば「おひとり様時間」として上手に満喫できる動物なんです。

この記事では、猫がひとりを好む本能的な理由を深く掘り下げ、留守番中に愛猫が退屈せず、安全に過ごせるための具体的な遊び術と環境づくりについて、ペットショップ店長としての経験を交えながら詳しく解説します。

これで、あなたはもう留守番中の罪悪感から解放されますよ!

ひとりでくつろぐ猫

猫は単独行動が得意

猫のルーツを辿ると、祖先はリビアヤマネコとされ、砂漠やサバンナ、熱帯雨林で生息していました。彼らは狩猟を主な生活手段として、単独で行動することが一般的でした。

野生のネコ科動物は、個々でそれぞれテリトリーを持ち、なわばりをとても守る傾向があります。自分の領域内で生活し、狩猟や繁殖を行っていました。このことが「猫は自己主張が強く、独立性がある」と言われている所以かもしれません。

人間との関係が始まる以前の猫は、自然界で単独で狩りを行い、単独で遊ぶ動物でした。

その後、長い月日が経ち人間との関係が進み、猫は家庭や農場での生活を送るようになりましたが、本能の部分ではいまだに単独で過ごすことや独立性を好む傾向があります。

猫がひとりを好む理由

自己主張と狩猟本能が強い

猫の祖先は、もともと獲物を単独で狩る捕食動物でした。犬のように群れで協力して獲物を追い詰めるのではなく、一匹で忍び寄り、素早く仕留めるという戦略をとっていました。

そのため、現代の猫もその本能を受け継いでいて、基本的に一匹でいることに慣れていて、必ずしも常に誰かと一緒にいる必要性を感じないのです。

彼らにとって、単独でいることは「孤独」ではなく、むしろ「自然な状態」なのです。

なわばり意識が高い

猫は家の中であっても、自分だけの安全で落ち着ける場所を確保したがります。

他の猫や人間と常にべったりと寄り添うよりも、自分の匂いがする落ち着いたスペースでリラックスすることを好む傾向があります。

自分のテリトリーを安全だと認識して、その場所でのんびり過ごすことを優先するからです。特に、食事や睡眠、排泄といったデリケートな行動は、自分のなわばりの中で安心して行いたいという本能が強く働きます。

独立心が強い

猫は、一般的に「気まぐれ」と表現されることが多いですが、これは独立心の強さから来るものです。

確かに甘えん坊な一面を見せることもありますが、それはあくまで彼らが「そうしたい時」に限られます。人間や他の動物に常に依存するのではなく、自分の欲求やペースで行動したいという強い傾向があります。遊びたい時に遊び、寝たい時に寝る。そして、構ってほしい時にだけ寄ってくる。

こうしたマイペースな振る舞いは、彼らが自分自身の時間を大切にすることの表れです。

留守番中のおすすめエンターテインメント

ひとりが好きな猫に暇つぶしの道具を与えることは必ずしも必要ではないですが、遊び道具があるに越したことはないです。

猫が一人で過ごすことを好むとしても、長時間孤独にさせることは好ましくありません。以下に、留守中の暇つぶしのためのエンターテインメントを提案してみようと思います。

ストレスを減らす「ヒーリング音楽・映像」

長時間の映像は興奮させすぎる可能性があるため、水の流れる音や鳥のさえずりなどの「自然音」を静かに流すのが、猫の気持ちを最も落ち着かせ、リラックスさせるためのおすすめの方法です。

のあち店長
のあち店長

ココがポイント!

猫の聴覚は人間の約4倍以上と言われています。人間には心地よく聞こえる音でも、猫には大きすぎる場合があります。ボリュームを絞って、そっと流してあげてください。

飽きさせない「知育・電動おもちゃ」

猫にとって遊びは、獲物を追いかけ、「仕留める」までが一連の流れです。途中で終わるとフラストレーションが溜まります。

留守番中は猫が自力で達成感を得られるおもちゃを選びましょう。時間差で動く電動おもちゃや、予測不能な動きをするボールは、本能を刺激し飽きさせません。

最後に捕まえさせてあげることで、満足感を与え、心身の健康を保ちます。

のあち店長
のあち店長

ココがポイント!

おもちゃは、猫に「獲物を仕留めたぞ!」という達成感を与えることが最も重要です。ランダムな動きや音が出る電動おもちゃは、猫の集中力を維持し、留守番中の退屈を解消する最強のアイテムです。

留守中の暇つぶしになる「パズルフィーダー」

パズルフィーダーとは、遊びながらキャットフードやおやつを食べることができるおもちゃのことです。

パズルフィーダーは、猫の食事を「遊び」に変え、留守番中の退屈を解消します。最大のメリットは、早食いを防ぎ、嘔吐の予防になることです。

知育効果に加え、愛猫の健康を守る必須アイテムです。フードは湿度の低い乾燥したタイプか、小さなおやつを選ぶとスムーズに使えます。

隠れられる「安全なテリトリー」の作り方

猫が留守中に過ごす安全な場所を確保しておくことも重要です。

猫は高い場所が安全だと本能的に感じます。キャットタワーは留守番中の必需品です。

窓際に設置し、垂直空間と視覚的な刺激を提供することで、愛猫は安心してテリトリーを見渡し、退屈せずに過ごせます。

すべての猫が孤独が好きなわけではない!?

多頭飼いをする場合は最初の「会わせかた」に注意

それでもひとりで遊ばせておくのは可哀想だと感じる場合は、2匹目のお迎えを検討してもいいでしょう。ただし、いくつか注意した方がいいポイントはあります。

初めて会う際の「会わせかた」がポイントとなります。普段猫がテリトリーとして生活している部屋にいきなり新しい猫を連れて帰ったら侵入者になります。『誰だお前!』となるのは容易に想像ができます。

少しずつ新しい環境に慣らせていくことが重要になります。

詳しくは別記事で詳しく深掘りしていきたいと思います。

「寂しかったぁ」と伝えてくる猫もいる

ひとりの時間を好む猫ですが、ずっと飼い主と一緒に生活しているため、飼い主のことは大好きです。

そんな大好きな飼い主がいつもの時間に帰ってくるととても嬉しくなります。「寂しかったよ」と一生懸命アピールしてくれることもあります。

そんな姿を見ているとその日の疲れや嫌なこともすべて吹き飛んでしまいます。

のあち店長
のあち店長

我が家の猫も抱っこして離れなくなります♬

こうやって「寂しかった」とアピールしてくれるからこそ、ひとりの時間を楽しく過ごすことができるようにしてあげたいと思っています。

まとめ

愛猫の留守番に関する不安は解消されましたか?

「猫はひとりが可哀想」という考えは、彼らの単独行動を好む本能と強い独立心を知れば誤解だとわかります。猫にとって、自分のテリトリーで自分のペースで過ごす「おひとり様時間」は、ストレスフリーな状態です。

大切なのは、彼らが安心して過ごせる静かで安全なテリトリーを用意すること。そして、狩猟本能を満たす適切なおもちゃと、早食いを防ぐパズルフィーダーを活用し、留守番中の心身の健康をサポートしてあげましょう。

タイトルとURLをコピーしました