現役ペットショップ店長、のあちです。
あなたは毎日、愛犬の歯みがきをしていますか?そもそも、歯みがきしたことがありますか?
「歯みがきが大事なのはなんとなくわるかるけど毎日は大変だし嫌がるから出来ない!」という声も聞こえてきそうですし、よく理解できます。ただ、実は歯みがきはとても大事なのです。
なぜなら歯の表面に付着した歯垢は約3日で歯石になり、これが口臭や歯周病など口の病気に発展していく原因になるからです。
今回は歯みがきの重要性と歯みがきが苦手な犬にもお勧めのアイテムをいくつか紹介していきます。
歯磨きが必要な理由
犬は昔はペットとして飼われていたわけではなく、野生でした。当然、野生の犬が歯ブラシで歯みがきをしていたはずがありません。当時の食物連鎖の世界で獲物を捕食するたびに意図せず歯が磨かれていたということになります。
現代になり、家族の一員として生活している犬にとって食事の環境、食生活は大きく変わりました。ほとんどの飼い犬はドライのドッグフードや半生タイプのウエットフード、おやつなどを食べて生活していますが、この食事環境の変化が歯みがきを必要とする原因のひとつとなっています。唾液などの水分と融合したドライフードやウエットフードが歯の表面に付着するからです。
歯の表面に付着した歯垢は約3日で歯石になり、これが口臭や歯周病など口の病気に発展していきます。歯石が付着してしまった歯は動物病院で専用の機械でなければ取ることが出来ません。
さらに、シニア犬になった際に歯が抜けたり、痛みでフードが食べられないという事態に発展してしまうことがあるので、事態が悪化してしまう前に普段から歯みがきに慣れさせておきましょう。
可能であれば1日1回は歯みがきすることをお勧めしますが、毎日の歯みがきが困難な場合は歯石に変わってしまう3日に1回は必ず行なうようにしましょう。
ハミガキが楽しい時間になるといいね♬
【タイプ別】こんな愛犬にはコレがオススメ!
歯みがきを覚えさせたい場合
はみがきシート
特に子犬時や初めて歯みがきをする際など、まずは歯みがきを覚えさせたい場合には歯みがきシートがお勧めです。
まず指に歯みがきシートを巻き付け、シートの端を他の指で押さえるようにします。そして歯や歯茎をゆっくりマッサージするように1本ずつ汚れを落とします。触りやすい口元から始め、徐々に奥歯へと慣らしながら使用していくのがいいでしょう。
嫌がる場合は、すぐに切り上げましょう。執拗に続けていると歯みがきはもちろん、口元を触ることすら嫌がるようになります。まずは口の周りを触られることに慣れさせましょう。
指に巻くタイプがやりやすいよ♬
歯みがきをまったく嫌がらない場合
歯ブラシ
結論から言いますと、歯ブラシを使用して歯みがきすることが最も効果的です。子犬の頃から口の中に歯ブラシや指を入れるのに慣れさせてしまえば簡単に歯みがきをが出来るようになるでしょう。
磨きやすい360度設計となっているため方向も気にせず、時短で磨くことができます。また、超極細毛を使用しているのでガーゼや歯みがきシートより効果的で歯と歯の間や届きにくい奥歯の汚れもしっかりと落とせます。
歯ブラシを軽く握ったら、歯と歯茎の境目に約45度の角度で当てて、横方向に毛先をやさしく小刻みに揺らすようにして、1本ずつ磨いていきます。歯と歯茎の間の歯周ポケットに毛先を入れるようにして、中の汚れをかき出すように動かすのがコツです。
歯みがき中は無言にならないように、優しく声をかけたり、褒めるなどして、リラックスさせてあげましょう。
歯みがきさせてくれない場合
デンタルフフ
「歯みがきした方がいいのは分かってる!でも嫌がって歯みがきさせてくれないんだよ!」とお困りの方に本当にお勧めなのがこちら、ハレマエのデンタルフフです。鹿の蹄(ひづめ)をスモークしている商品です。
ニュージーランド産の鹿の蹄を燻製して乾燥させた商品で、毎日少しずつ噛むことで歯垢・歯石の沈着と口臭を抑え、歯みがき効果が期待できます。天然素材そのままのおやつで、鹿の肉もついているので嗜好性は抜群です。
100%天然素材になるため、使用中に端が尖ったりする場合があります。必ず飼い主が見ている前で与えるようにしましょう。毎日噛ませることで効果があがるので熱中しすぎている場合も15分程度で離すようにしましょう。
KPS マウスクリーナー
KPSマウスクリーナーは飲み水(300ml)に少量(5ml)を混ぜるだけの簡単デンタルケア商品です。
普段飲んでいる水に混ぜるだけなので歯ブラシが届きにくい奥歯や歯の内側への歯みがき効果や、歯みがきが出来なかった日のケアとして歯垢が付着しにくくするための効果があります。
直接歯に触れないため、すでに歯肉炎などで痛みがある犬にも効果が期待できます。
歯みがきと併せることで効果倍増グッズ
プロバイオD
最後に挙げるのは歯みがきと併用することでより一層効果が倍増することが期待できる製品です。おやつとして与えるも良し、パウダーをフードに振りかけるも良しの簡単ケアです。
プロバイオシリーズは国内の動物医療業界に初めて導入された製品で、 動物病院で一番使われている口腔善玉菌を使用しています。歯石の元となる歯垢(悪玉菌)の付きにくい環境を維持でき、使用した獣医師の97%が薦める信頼のオーラルケア製品となります。
歯みがきが苦手で口臭やよだれが気になる、歯の汚れが気になる、いつまでも健康で長生きしてほしいと願うすべての飼い主さんが対象となる、デンタルケア商品です。
まとめ
今回はお勧めの歯みがきグッズとしていくつか紹介しました。昔から歯は万病の元とも言われていますが、犬も同じです。歯周病からさまざまな病気に発展するケースも少なくありません。
歯ブラシを使用して歯みがきをしたうえで、マウスクリーナーやデンタルフフ、プロバイオDを使用することでより一層の効果も期待できるのではないでしょうか。