ペットショップ店長、のあちです。
犬も人間と同じように、快適な睡眠はストレスの軽減や健康維持にとても重要な要素です。その睡眠を快適にすることが可能なのが、犬用ベッドです。犬用ベッドは犬の身体を優しくサポートし、安心できる場所を作ってくれますが、せっかく用意したベッドを使ってくれなくて困った経験はありませんか。
本記事では犬用ベッドの必要性やベッドを使ってくれないときの対処法、さらに最適な設置場所、おすすめのベッドについて詳しく解説します。愛犬にぴったりのベッドと最高な空間を作ってあげましょう。
犬用ベッドの必要性
質の良い睡眠がとれる
犬も人間と同じく質の良い睡眠が健康を維持するために不可欠です。快適なベッドがあれば、深い眠りにつきやすくなり、体力の回復や免疫力の向上につながります。また、筋肉や関節がリラックスし、健康を維持しやすくなります。
特に、昼寝や夜間の睡眠時にしっかり身体をサポートすることができるベッドは快適な睡眠環境を整え、心身の健康を維持することに繋がります。
健康維持
犬は昼・夜に関わらず長時間寝ることが多いため、質の良い犬用ベッドは健康維持において非常に重要です。ベッドを使用せず、床に直接寝ていると、床の冷えや床の硬さから関節や筋肉に負担をかける可能性があります。
特にシニア犬や大型犬は注意が必要ですが、若い犬でも、硬い床で寝ると体の一部に圧力がかかり、長時間続くと軽い不快感やストレスを感じることがあります。
また、寒い季節には冷たい床で寝ると体温が奪われ、風邪や関節痛の原因になります。逆に夏場は、ベッドが熱を逃がしやすい素材であれば、暑さや熱中症から体を守ることができます。
心理的な安心感
犬に自分専用の居場所を作ってあげることで安心感を与えることができます。
例えば他に家族がいない留守番の時間帯や雷や花火など大きな音が聞こえて不安になるときは特に自分だけのスペースであるベッドがとても安心できる場所となります。
アレルギー対策
犬用ベッドを使うことで、床に直接寝る場合に比べて、ホコリや冷気、カビなどによる皮膚や呼吸器のトラブルを軽減できます。
特にアレルギーを持つ犬には、清潔なベッドが健康維持にとって欠かせません。
犬がベッドを使ってくれない場合の対処法
ベッドに慣れさせるための方法
すでに使っている毛布やおもちゃを使う
犬は、自分の匂いがついたものやお気に入りのアイテムに強い愛着を持っています。
そのため、普段から使っているおもちゃや毛布などをベッドに置いて匂いをつけてあげるような工夫をすることで、犬にとってベッドが「自分専用の安心できる場所」だと認識され、自然とそこに足を運べるようになるでしょう。
良い思い出を刷り込ませる
ベッドの上で遊んであげたり、ベッドの上でおやつをあげることで、ベッドを「良いことが起きる場所」や「楽しい場所」と認識しやすくなります。
ベッドにいるときに優しく撫でてあげるなども効果的で、犬はベッドにいると「居心地が良く、良いことが起こる」と覚えていくでしょう。
しつこく無理やり強制しない
犬は最初からベッドに慣れるわけではないので、無理にベッドに押し込んだり強制したりするのは避けましょう。これが逆にストレスを与え、ベッドを嫌がる原因になることがあります。時間をかけて、徐々に慣れさせるのが大切です。
ベッドの種類を見直す
適したサイズのベッドにする
ベッドは犬の体の大きさに合ったサイズのものを選ぶことが重要です。
体に比べて小さすぎるベッドだと窮屈に感じてしまい居心地が悪く、逆に大きすぎるベッドでは体にフィットせず犬が落ち着かない場合はあります。犬が横になったときに体全体が入り、支えられる程度のサイズが適した大きさになります。
材質や形状を見直す
ベッドの素材選びは、犬の快適さを考慮した重要なポイントです。
夏場には、通気性に優れたメッシュ素材や冷却ジェルが使用されたベッドを選ぶことで、暑さ対策になります。一方で、冬場には保温性の高いフリー素材やクッションのあるクッションタイプのベッドが適しており、寒い季節でも暖かく過ごすことができます。
犬に合わせた形状のベッドを選ぶことも大切です。丸まって寝るのが好きな犬には、包み込むような安心感を考えるドーム型やラウンド型のベッドがおすすめです。また、伸ばしてリラックスして寝るのが好きな犬には、平らなマット型や広々としたクッション型のベッドが向いています。
置く場所を考える
犬が過ごしやすい場所に設置する
犬は自分が安心できる環境が好きです。ベッドの置き場所が犬にとって居心地の良い場所かどうかを確認しましょう。
騒がしい場所や人・ペットが多く行きかう通り道にベッドを置くと、犬が落ち着いて休むことができない可能性があります。逆に、静かな場所や犬が安心できるスペースを確保すると、ベッドで過ごす時間が増えます。
家族の近くに置く
犬は家族のそばにいると安心することが多いため、リビングルームや寝室のような家族が頻繁にいる場所にベッドを設置するのも効果があります。家族の動きが見える場所であれば、犬は孤独を感じにくくなり、安心してベッドで過ごせるでしょう。
寒暖差に配慮する
ベッドの設置場所は、直射日光やエアコンの風が直接当たる場所を避けることが重要です。夏場は涼しい場所、冬場は暖かくて風の当たらない場所にベッドを置くと、犬にとってより快適な環境になります。
また、床の冷たさが気になる場合には、ベッドの下にマットを敷いて寒さ対策をするのも効果的です。
犬用ベッドの種類
犬用ベッドにはさまざまな種類があり、犬のサイズや年齢、性格、寝姿勢、季節に応じて選ぶことが重要です。
犬用ベッドの主な種類とおすすめベッド
スクエアベッド
広々としたスペースで、体を伸ばして寝ることができます。四角い形状は安定感があり、寝返りをうっても安心です。柔らかいクッションが特徴で、体全体を包み込むようにサポートします。どの犬種にも適しており、特に体を伸ばして寝るのが好きな犬に向いています。
スクエアベッド
イタリア製の洗練されたデザインの高級ペット用ベッドです。
犬たちの習性と体を熟知し快適な睡眠を追求し設計されたデザイン。シンプルなデザインは高級家具やインテリアにも溶け込みます。耐久性の高い素材を使用しており、ベッドの形状がへたりにくく長期間使用可能です。
高級ソファーのような手触りで愛犬の肌に優しく、たっぷりのクッション性で体をやさしくしっかり支えてくれます。
丸ごと洗えるのでお手入れも簡単でいつでも清潔に長く愛用できます。
ラウンドベッド
丸い形状はまるで母親の腹の中にいるような安心感を与え、多くの犬が落ち着きます。また、周りが囲まれているため、体から出る熱がこもりやすく、保温性が高いです。
ラウンドベッド
愛犬の極上な寝心地は「 ペットラウンジ 」が叶えます。
ペットラウンジはいつでも洗えて清潔に使用できる取替カバーや、アウトドアに用いられる程、強度の高いナイロン生地を採用することで耐久性も非常に高く、かつインテリアにも馴染むデザイン性の高さも魅力です。
豊富なカラーバリエーションから組み合わせて自分好みのカスタマイズすることのできるベッドです。
ドームタイプ
ドーム型は、まるで穴の中にいるような感覚を与え、多くの犬が安心感を得られます。外界の光や音から遮断されることで、リラックスし、質の高い睡眠を取ることができます。
ドーム型ベッド
温かみのある北極ベルベットと高弾性スポンジ素材で、柔らかく、着心地が良く、通気性があります。クッションは取り外し可能です。
まとめ
犬にベッドは必ずしも必要というわけではありませんが、あると非常にメリットが多いです。
犬にベッドを用意することは、愛犬の健康と快適な生活のために非常に有効です。特に、高齢犬や関節に問題がある犬には、より効果的です。
ベッドを選ぶ際は、犬のサイズ、素材、形状など、様々な要素を考慮して、愛犬に合ったものを選びましょう。
愛犬の快適な睡眠環境を整えることで、より豊かな時間を一緒に過ごせるはずです。