トイプードルはずる賢い!?頭がいいのに性格が悪いと言われる理由

いぬのハナシ

現役ペットショップ店長、のあちです。

私が働いている店舗でもダントツの一番人気、抜け毛も少なく、臭いも少ない、さらに賢い犬として知られる大人気のトイプードルですが、実は性格が悪い犬だと言われているのをご存知ですか?「賢い犬と呼ばれていることは誉め言葉なのか?」という少し違った目線からもまとめていきたいと思います。

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トイプードルの人気と魅力

人気の理由

ぬいぐるみのような可愛らしい見た目やくるくるとした被毛、整った目鼻立ちが16世紀頃からフランスの貴族を中心に人気になり、現代でも圧倒的な人気を誇っています。

いくつか人気の理由として思いつくままに挙げてみます。

毛が抜けない

トイプードルはシングルコート(皮膚から生えている被毛が1種類)なので、抜け毛が少ないのが特徴です。そのため「床に抜け毛が落ちて気になる」「洋服に抜け毛がつく」ようなことはほとんどありません。

季節の変わり目にも被毛が生え変わることはなく、ずっと伸び続けることになり、毛玉が出来やすくなるので1ヶ月~2ヶ月に一度はトリミングサロンでカットが必要となります。

これが一番大きな人気の理由だね♬

臭いが少ない

前述の通り、トイプードルはシングルコートでアンダーコートが無いため、通気性が良く比較的臭いが出にくい、体臭の少ない犬種だと言われています。

しかし、被毛がカールしているため、雑菌が繁殖しやすい環境になります。定期的なシャンプーや、こまめなブラッシングなどのケアが必要になります。

IQが高い・賢い

いくら賢い犬種だと言っても、当然生まれた瞬間から何でも出来るわけではありません。子犬の頃から何もしつけをしなければ何も覚えることができません。賢いという長所は一切見せないまま成長することになります。

「吠えない」や「おすわり」など飼い主がして欲しいことと、「遊んでほしい」や「おやつがほしい」など犬が求めることを結び付けて、「おすわりをしたらおやつをあげる」など繰り返し教えてあげましょう。

好奇心旺盛・遊ぶことが好き

とても好奇心旺盛で社交的なので、他の犬や動物とも上手にコミュニケーションを取ることができ、仲良くできることが多いため、多頭飼育も問題ありません。

ボール遊びなど、走り回ることも好きです。一緒にドッグランなどで汗を流すと良いかもしれません。

豊富なカラー

レッドやアプリコットのような茶系のカラーが一般的でとても人気がありますが、実はそれ以外にもカラーは豊富にあります。

■茶系

 レッド・アプリコット・ブラウン など

■黒系

 ブラック・ブルー・グレー など

■薄白系

 ホワイト・シルバー・クリーム・カフェオレ など

と、合計で14色あるとも言われています。

シルバーは赤ちゃんの時はブラックに近くて

徐々にシルバー色に変化していくよ♪

賢い犬と言われる理由

プードルは全犬種のなかでもボーダーコリーに次ぐ賢さを持っており、人間の2~3歳ほどの知能を持つと言われ、人間の言葉を250以上も覚えることができると言われています。

それでは、どんな部分で「賢い犬」だと言われているのか、具体的に見ていきましょう。

学習能力

物覚えがとても早く、教えたこともすぐに覚えることができます。しつけや訓練はとてもしやすい犬種です。以前はサーカスでも活躍するほど学習能力があり、現在でも海外ではスタンダードプードルは警察犬や災害救助犬として活躍しています。

洞察力

ルーツは水辺で生息している水鳥などの狩猟犬だったため、自分で考えて行動、判断する能力を持っていると言われています。そのため、飼い主の様子をとても観察し、表情や態度にもとても敏感に反応します。

社会性

基本的にフレンドリーで社交的な性格の持ち主のため、他の犬や人と上手にコミュニケーションを取ることができます。飼い主に対しての愛情も深く、飼い主が喜んでいる姿を見ると自分も嬉しく思うような愛情深い犬です。

忠誠心

フレンドリーで社交的な性格ですが、最初は警戒心も持っています。誰にでも初対面から懐くわけではありません。知らない人が家に来た際などは吠えて警戒することもあります。これは、大好きな飼い主に危害が加えられないか、飼い主を守るための行動と言ってもいいかもしれません。飼い主への忠誠心の表れと言えるでしょう。

「ずる賢い」トイプードルの行動パターン

学習能力があり、洞察力も観察力も備えているトイプードルはとても賢く、しつけもしやすい犬種です。しかし、子犬の時期からしっかりとしたしつけがとても重要になります。

もし、その学習能力や洞察力が悪い方向に発揮された場合、「ずる賢い」犬になってしまうことが容易に想像できてしまいます。

飼い主のなかで上下関係を変える

家族のなかでも相手によって、自分の立場を変えます。たとえば、ママの言うことはしっかり聞くのにパパのことはまったく相手にしないなど、家族のなかに上下関係を勝手に作り上げることがあります。相手によって自分の立場が上だと認識して立ち回ることがあります。

ごはんを選り好みする

遊ぶことが大好きなため、もっと遊びたい、もっと触ってほしいなどの欲求からごはんを食べないことがあります。もともと小食な犬も多く、「食べないと心配だから」とふりかけや缶詰などを与える飼い主の気遣いを逆手に取り、「お腹すいたけどこのごはんを我慢していればあのおやつが貰える!」と我慢するようになることもあります。

分かっていてトイレをわざと失敗する

飼い主に「もっと遊んでほしい」「もっと構ってほしい」と望むあまり、わざとトイレを失敗することがあります。トイレをわざと失敗することで「ダメでしょ!」と声をかけてくれる、名前を呼んでくれる、気に掛けてくれると思っています。

まとめ

圧倒的な人気ナンバーワン犬種でもあるトイプードルは初心者にも飼いやすい犬として有名で、頭がよく抜け毛も少ない、飼い主にも愛情深く従順で、一緒に生活していく家族としてとても優秀な犬種です。しかし、その一方で学習能力が良すぎるがゆえ、悪知恵も働くため、しっかりとしたしつけが必要となります。

むやみに叱るのではなく、「どうすれば褒めてもらえる?」を考えさせ、学習させて褒めながらしつけをしていきましょう。しつけをするのが不安な場合はしつけ教室などを利用することもおすすめです。

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